のっぽの水仙さん
バス停に向かう道の途中で、思わず立ち止りました
サツキの中から房咲き水仙が顔を出しているのです
この季節、ごく当たり前の風景のはずなんですが、何だかちょっと違うんです
やけに、背が高いのです
よくよく見ると、周りのサツキに負けないように精いっぱい伸びたようなのです
というのも、少し離れたところに咲く同じ種類の水仙は、ごく「普通」の背丈です
こちらもよくよく見ると、周りのサツキはまばらで背が低いのです
ですから、こちらの水仙は「普通」に伸びても十分だったのでしょう
すっかり感心しきって、もう一度のっぽの水仙さんを見てしまいました
一緒にいた明日香がつぶやきます
「そうか、場所がなかったら自分で作ればいいのか」