電車の中で激しくせき込む私
隣に座った若いお姉ちゃん ショッキングピンクのTシャツに包まれた身体を 私の方に向けて、 「大丈夫ですか。 暑いですからね、色々大変ですよね」と、 いたわってくれる それでもおさまらない咳にむせながら 涙ぐむ目で精いっぱいの 「ありがとう」を返す私
千葉に住む森林インストラクターの寺嶋嘉春さんからこんなお便りが届きました。
「グロッセ世津子様 猛暑の夏ですが、ご多忙の中、ますますご活躍のことと存じます。 過日は、すばらしい訳書、「自然が正しい」をお送りいただき、心から、お礼申し上 げます。 「本気で自然と付き合うこと」は、21世紀の人類の大きなテーマだと思います。 日本においても、森林を主体とした、植物利用の知恵の大きな蓄積があります。 江戸時代の幕府直轄地のひとつに飛騨高山がありますが、現在も、岐阜県高山市は 森林率94パーセントです。 飛騨高山は、日本各地の幕府直轄地と異なり、特定の鉱物資源や戦略的な要衝という わけでもありません。徳川幕府は、森林利用の知恵と技術について、飛騨高山に着目 し、現代における先端技術に相当する価値を見出して、直轄地としたと思われます。 モーリス・メセゲの思想と日本の森林利用の歴史が融合し、日本において、より一層 の価値をもつものとして、発展するヒントが、「自然が正しい」にはあると思います。 「自然は、常に正しい。もし誤るとすれば、それは、人間が間違えたからである」と は、ゲーテの言葉であり、その思想を森林技術論として体系化したのが、林学の祖、 ドイツのH・コッタです。 また、今から20年以上前、キノコの研究家であった、故・今関六也氏とご一緒した 際、図鑑と現物とを比較したとき、正しいのは、図鑑ではなく、現物のキノコである。 「自然は、常に正しい」と説明されていたことも思い出します。 ゆっくり、拝読させていただきます。 また、お会いできるときを楽しみにしています。」
斑入りのトウネズミモチに
見事に擬態するスズメガの幼虫 あんまりきれいだから、 私の大好きなミヤマカラスアゲハの 子供だったらよかったのに、とは、 ちょっと思ったけれど ![]()
徳島でふたりの子供を育てながら
旦那さんと有機農業そしてパン作りに 奮闘している暢子さんが送ってくれた クルミとレーズンがたっぷり入ったかわいいパン 私のお気に入り! ![]()
去年掘り残したジャガイモたち
雪の寝床で冬を越し、 春の歌声に目を覚まし、 夏の食卓を訪れ、 味噌と出会って、 ジャガイモの味噌炒めになる ![]()
「電車に乗る前にもう一回トイレに行こうね。おしっこしたくなっても、電車止まってくれないからね」
「止まってくれないの?」 「止まってくれないよ。シャーって出ても止まってくれないからね」 「パンチュ持ってきてないね」 「そうだねえ」 「お着替え持って来たよ」 「そうだねえ」 駅に向かう私の背中の向こうで弾む お父さんと小さな坊やの会話
実紀さんが茜で染めてくれた
実紀さんちの羊の毛 靴下になって 私の還暦のお祝いに、と届けてくれた ![]()
「あ~あ楽しいことだらけ...夏休みになってよかったね!」
帰省客の多い新幹線の車両のどこかから こんな女の子の可愛い声が聞こえてきたっけ あの子の夏休みは、まだ続いているのかな < 前のページ次のページ >
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